【第25回】フォームパーツについて 〜作成者編〜
kintoneは、プログラミングの知識は一切必要なく、さまざまな種類のパーツをドラッグ・アンド・ドロップの簡単なマウス操作で組み合わせて、構築するだけで自由にアプリを作ることができます。
さまざまな種類のパーツということで、kintone側で用意しているフォームパーツは全28種類あります。
全28回に分けて、フォームパーツ全28種の特徴について書いていきたいと思います。
第25回目は、「作成者」です。
見た目はというと、レコード番号とほぼ同じような見た目です。
というより、罫線よりしたの5つ(レコード番号、作成者、作成日時、更新者、更新日時)はフォームの設定画面では全て同じ感じです。
もちろん実際に値が入った場合は、見た目は異なります。
さて、この作成者フィールドとは何かというと、レコードの作成者を自動的に入力するパーツです。
レコードを登録した人と言い換えてもいいかもしれません。
誰がそのレコードを新規で登録したかどうかを手動で入力させることなく、自動で入力してくれるパーツです。
このフィールドに関しては、結構出番が多いのではないかと個人的に思っています。
例えば日報アプリ。Aさんの日報を登録するのは、ほぼ間違いなくAさん自ら登録すると思います。
ただ、日報自体はAさん以外のBさんやCさんも同じアプリに登録していきます。闇雲に登録していくと上司の方は誰の日報かの区別がつかなくなってしまいます。
そこで、おそらく誰の日報なのわかるようにするためのフィールドを設ける必要が出て来ると思います。
「ユーザー選択」フィールドを利用するというのも1つの手段でしょう。ただ、毎回登録する際に自分を探して、登録しなければなりません。
これはあまり現実的じゃないですよね。そう、ここで登場するのが「作成者」フィールドです。
こうすることによって、Aさん日報を登録した際には、自動的に作成者フィールドにはAさんの名前が登録されるのです!便利ですね。
※ちなみに、kintoneのアプリストア内の「日報」の雛形アプリを使っています。
もしよろしければお試しください。
余談
自社のkintoneで支払管理アプリとか「作成者」フィールド使っているのかなと見てみたら
まさかの、「ユーザー選択」フィールドで初期値がログインユーザーという設定でした。
なぜ「作成者」ではなく「ユーザー選択」なのか。これはおそらく、レコード登録者(ログインユーザー)以外が代わりに登録することを想定しているのでしょう。幅を利かせていて、こっちのほうが便利な気がします。
ただ、「ユーザー選択」の場合は編集ができてしまうので、BさんがAさんになりすまして登録というのもできてしまいます。(業務システムでそんなことをする人はいないと思いますが)
もし、編集できてしまうのが嫌だと言う場合には、「作成者」フィールド1択ですね。